2017年9月26日火曜日

AINOTAMENISHIS(愛のために死す) / XLISIS (エクリシス)



アーティスト:AINOTAMENISHIS(愛のために死す)
タイトル:XLISIS (エクリシス)
カタログ番号:RRCD01
発売日:2017年11月8日
フォーマット:CD
録音:清岡秀哉
写真:安珠
デザイン:清岡秀哉
定価:¥2000+税





土着と洗練を楽しむ音楽専門店 レコンキスタが始める音楽レーベルの第一弾!
コアな音楽ファンから熱烈な支持を受けるロック・バンド AINOTAMENISHIS”、7年ぶりとなるサード・アルバム!

”井手健介と母船”のメンバーでもある清岡秀哉をプロデューサーに迎えた本作、 2作とは比べ物にならないくらいに表現の幅を広げた傑作となっています。“過激”や“衝動的”と評されることの多かったファースト、 情緒的な要素を加えたセカンド、そして、本作ではそれらの要素を呑み込みながら、 更なる高みへと到達。野良犬の獰猛さを振り回しているような歪で荒くれた楽曲を、モダンでクールな音像で捉えたサウンドは、優等生が目立つ現代のロック・シーンの中では 異質な存在に思えるかもしれませんが、ロックンロール本来のあるべき姿を映し出しているともいえるでしょう。

その堂々たる音の佇まいからは村八分やガセネタ、INU等に共通するフィーリングを持ちつつも、いわゆるアングラにはとどまらず、RCサクセション、ルースターズ、ブルーハーツ、初期のエレファント カシマシ、ブランキー・ジェット・シティといったオーバーグラウンドの日本ロック史への挑戦ともとれるような心意気が感じられます。

また、時代に対して激しい怒りをもって“物言う精神“を実践している様子は、現行のロック以上にヒップホップ的であり、不安や違和感、揺れる心情を鋭利な表現として昇華させていくパワーはP.I.Lのようであり、退廃した都会に息衝くブルース性を浮き彫りにさせていく世界観は、スーサイドやセルジュ・ゲンズブールをも想起させる魅力があります。

モダンな感性と危うい情感が高次元でブレンドされた極上のロックンロール・アルバム。 知性と情念の煌めきをクールでヒップ、そして猥雑に捉えた本物のロックをお楽しみください。

壊れかけのテープレコーダーズの遊佐春菜(オルガン)、清岡秀哉(スティール・ギター、ギター、シンセサイザー)がゲスト参加

※ジャケットは写真家 安殊によるもの。
(音楽ファンの間ではYMO主演の映画『プロパガンダ』の出演でも知られています。)

【AINOTAMENISHIS(愛のために死す) プロフィール】
ポートランドのレーベルHoly Mountainから『LIVE'418』、ギューン・カセットから『部屋と夢』をリリース。そして、Record Shop Reconquistaによる音楽レーベル第1弾として『XLISIS』をリリース。